ポータブル電源のUPS・EPS・パススルー充電とは
停電対策としてポータブル電源を検討すると「UPS」「EPS」「パススルー充電」といった言葉が出てきます。 似ていますが指すものが異なります。事実として整理します。
パススルー充電
本体を充電しながら、同時に本体から家電へ給電できる使い方を指します。 充電しつつ機器を使えるため、常時つなぎっぱなしの運用がしやすくなります。対応の有無は製品により異なります。
EPS と UPS の違い(切替時間)
どちらも「コンセント(系統電源)が止まったとき、自動でバッテリー給電に切り替える」機能ですが、 切り替わるまでの時間に違いがあるとされます。
- EPS(簡易無停電)=切替に十数〜数十ミリ秒程度かかるとされ、一般家電の多くは問題になりにくい一方、瞬断に弱い機器では影響が出る場合があります。
- UPS=より短い切替を目指した機能で、瞬断に敏感な機器向けとされます。要求される切替時間は接続機器により異なります。
切替時間の公表値や対応機器はメーカー・製品で異なるため、精密機器やデスクトップPC等に使う場合は各製品の公表仕様をご確認ください。
常時つなぎっぱなしと電池について
パススルー・UPS用途では本体を常時接続することになります。電池の充放電の扱いは製品の設計・推奨運用によって異なるため、 連続運用の可否や推奨設定はメーカーの公表情報の範囲でご確認ください(ここでは劣化の有無を断定しません)。 近年はリン酸鉄(LiFePO4)採用機が増えており、電池種別の傾向はリン酸鉄と三元系の違いで解説しています。